terroir.linkのオープンマイクに取材記事が公開されました
北海道・島牧村出身のシンガーソングライター中田雅史さんが立ち上げた
オウンドメディアの記念すべき1回目の記事の取材・ライティングを担当しました。
【中田さんプロフィール】
島牧と銭函にて二拠点暮らし。北海道を拠点に風土を醸してゆくテロワールシンガーソングライター。雄大な自然を想起させる詩の世界観と深く温かな歌声、アコースティックギターで奏でる楽しさと優しさと懐かしさの同居する曲は、聴く人のココロとカラダを不思議と調和していく。各地での様々なスタイルで行うライブ以外にも、講演・音楽プロデュース・銭函フェスの主宰、楽曲提供・配信・TV・ラジオ・youtubeチャンネル「masashihouse」・WEB MEDIA「Terroir.link」・顔の見える暮らしの実践・地域おこしなど、多方面に活躍の場を広げている。
オファーをいただく前から中田さんの音楽を聴いていたこともあり、
驚きとともに、非常にうれしい時間を過ごさせていただきました。
最初に聴いた中田さんの音楽は「海空」。何度聴いても色褪せないです。
中田さんの伝えたいことと、ふわっとして明確な線を描きにくいテロワールの概念をどのように説明するか。
というのが、この取材で一番難しく、ライティングの重要なポイントでした。
食の視点から語られることが多い“テロワール”を、音楽の視点から見てみるとどういうことなのか。
このアプローチのおかげで、前よりもずっと深くテロワールの概念を理解することができました。
テロワールであることが「自分の個性や才能を発揮すること」であるならば、
私の文章のテロワールは自分と切り離せないアレルギーの問題がベースにあると思います。
食や一次産業について書き続けていきたいのは、「食べたい物を食べられない」という原体験があるから。
長く苦しんできた年月と、一生付き合わなければならないこの問題を、自分自身の力で昇華させたいから。
私の書く文章が、誰かの心に少しでも引っかかってくれていたら嬉しいと思っています。
忙しくタスクに追われる毎日で、何度も見失いがちなるけれど
この本質を忘れずに、書くことと向き合っていきたい。
中田さんの音楽を聴くたびに、この気持ちを思い出します。